子どもとテレビの関係!視力の低下、言葉の発達にも影響が!?
子どもにとってテレビは夢のようなアイテムですね!
小さい子どもでも、意味は分からずとも動く映像をしっかり目で追う仕草がみられます。
少し大きくなってからは幼児番組に釘付けになり、好きな番組を見る時は、全身で喜びを表現します。
■テレビなどの映像メディアが長時間視聴児に与える影響
長時間に渡りテレビを視聴している子どもには、言葉の遅れや表情の乏しさなど悪い影響が出ることがあります。
視力の低下も考えられますね。
番組の内容によっては、言葉づかいや行動にも影響を与える可能性があり、映像を真似て危険を伴う場合もあります。
マイナス映像との接触により、人と人とのコミュニケーションを形成する能力に障害をきたしたり、将来的に様々な障害を引き起こす要因にもなりかねません。
■テレビなどを見せる時の注意点!
①内容を吟味し、マイナスの影響を与える可能性があるものは見せない。
②テレビに育児をさせないようにし、親子で一緒に見て会話をしながら楽しむ。
③食事中はテレビなど消して、家族の時間を大切にしましょう。
④長時間見ることは避け、屋内外で活動的に遊びましょう。
対人間の繋がりを大切に育み、コミュニケーションの楽しさを学ばせる。
■メリットを生かす!
テレビやDVDなどは、必ずしも悪いことばかりではありません。
視聴する時間や内容、親子の関わり方さえ気を付けて見ればメリットもあります!
幼児番組・教養番組では、知識を身に付けることもできます。
映画やドラマ、アニメでも命の大切さをテーマにした番組や、親子で感動できるもの、動物との愛情などを取り上げた番組など心に響く素晴らしい内容のものもあります。
このように映像メディアを通して学ぶことは決して悪いことではありません。
また、テレビを見る時は、テレビと子供の距離も重要です。
刺激の多いテレビからは、できるだけ離れて見る癖をつけさせた方がいいですね。
■まとめ
親が配慮し、正しい見方をすればデメリットは大幅に回避できるんです!
情報の入手、勉強、笑い、感動、などなど、とても役に立つテレビです。
だからこそ、親子でテレビを見る時のルールを決めて、安全に楽しい時間を過ごしましょう!
りんご病の症状とは?治療法と小児科で伝えるべきこと!
りんご病とは?
頬が赤くなり、その赤みがりんごのようであることから「りんご病」と呼ばれています。
りんご病という名で広まっていますが、正式には伝染性紅斑というウィルス感染症です。
幼児~学童期に多く発症し、この感染により大半の子どもが免疫を獲得することができます。
りんご病の症状とは?
りんご病の診断が容易につくのは、両側の頬に蝶の形をした紅斑(こうはん)が現れるためです。
必ず両方の頬なので、医師は目視と周囲の流行状況などから推測可能となります。
実際には、この紅斑が出た時からさかのぼって、10日~20日前には感染していることが考えられます。
紅斑が出る前の症状としては、軽い発熱・咳・くしゃみ・鼻づまりなど風邪のような症状です。
そして、発熱が治まり、徐々に紅斑が出始めます。
この段階で伝染性紅斑を確認することは非常に難しく、感染拡大してしまう結果に…。
しかし、りんご病の感染力は比較的弱いため、短期間で大流行するほどのウィルスではありません。
幼稚園児や保育園児が集団感染することもありますが、低年齢のため、免疫がないことが原因です。
頬に紅斑が現れた後、今度は全身にレース状の紅斑が現れます。特に、手足に現れることが多いようです。
感染経路と潜伏期間
伝染性紅斑は、ヒトパルボウィルスB19というウィルスによる感染症です。
幼児~学童期の子どもの感染は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染や接触感染が主です。
※胎児では母子感染の可能性有。
感染後、およそ10日~20日以内に発症します。(平均2週間)
発症後は、1~2週間で回復に向かうのが一般的です。
感染してから発症するまでの潜伏期間中は、症状が確認できないことが多く、この間に感染者の咳やくしゃみなどにより感染が拡大されてしまいます。
紅斑が出てからは急激に感染力が弱まるため、感染させる可能性は極めて低くなります。
りんご病の治療法
特効薬はなく、対症療法です。
紅斑部位に痒みを伴う場合があるので、痒み止めの軟膏や内服薬が処方されることがあります。
りんご病は、感染したからといって必ずしも紅斑が出るわけではなく、無症状の場合も少なくありません。
風邪症状などで受診する際は、周囲で流行している病名などを医師に伝えることが大切です。
診断の目安にもなり、早期発見で感染拡大防止にもつながります。
常に手洗い・うがいを心掛け、用心するにこしたことはないですね!
働く親の難関…子どもが病気になった時どーする?~病児保育・病後児保育~
赤ちゃんが産まれて喜びもつかの間。
共働きやシングルで働く親にとって、育児中の子どもの病気は頭を悩ませる問題です。
そんな時、保育を依頼する事が考えられますが、保育所や認定こども園などで保育をしてもらう場合には健康であることがある意味条件となっています。
熱があったら預かってもらえない…。
保育中に熱があったらお迎え要請…。
とても働いていられる状況ではありません。
大病であったり、調子悪そうで苦しんでいたりした場合は、当然仕事を休んで子どもに付いていてあげなければいけないと思います。
しかし、大抵は熱は高いものの本人は至って元気!でも、高熱のため預かってもらえず…。
回復して元気だが、感染させる可能性がある間は登園不可。
そんな感じの理由で登園できず、親は仕事を休むしかない状況にあります。
病児保育・病後児保育があったら…
厚生労働省の乳幼児健康支援一時預かり事業として、病気の子どもを預かってもらえる施設があります。
施設には3つのタイプがあり、
・医療機関併設型
・保育園併設型
・単独型
とされていますが、医療機関併設型がもっとも多いようです。
しかし、実際に利用するにはハードルが高く、あまり定着していません。
市区町村によって対応が様々で、このような施設が一切ない地域の方が多いのが現状です。
病児保育・病後児保育を利用できれば、安心して仕事も育児も両立できるのですが、常に不安をもった状態で精神的にもかなり参ってしまいます。
こんなサービスにも地域差があるのが現状です。
働くパパ&ママや育児疲れのママのために色々なサービスを提供、もしくは紹介してくれる市区町村もあります。
病児・病後児を親の代わりに世話してくれるスタッフを派遣するNPOやボランティアを紹介してくれるなど、困った時に助けてくれる有難いサービスですが、やはり地域によって差があり、利用できる地域の方が少ないでしょう。
子どもが病気の時くらい付き添ってあげたい…
誰もがそう思っています。
でも、仕事をするということは、そんな甘いものではありません。
趣味で働いているならともかく、普通は働かなければいけない事情があってのことです。
休めたとしても収入が減ってしまうなどマイナス面もあるでしょう。
各市区町村の前向きな取り組みを期待したい問題ですね。