働く親の難関…子どもが病気になった時どーする?~病児保育・病後児保育~
赤ちゃんが産まれて喜びもつかの間。
共働きやシングルで働く親にとって、育児中の子どもの病気は頭を悩ませる問題です。
そんな時、保育を依頼する事が考えられますが、保育所や認定こども園などで保育をしてもらう場合には健康であることがある意味条件となっています。
熱があったら預かってもらえない…。
保育中に熱があったらお迎え要請…。
とても働いていられる状況ではありません。
大病であったり、調子悪そうで苦しんでいたりした場合は、当然仕事を休んで子どもに付いていてあげなければいけないと思います。
しかし、大抵は熱は高いものの本人は至って元気!でも、高熱のため預かってもらえず…。
回復して元気だが、感染させる可能性がある間は登園不可。
そんな感じの理由で登園できず、親は仕事を休むしかない状況にあります。
病児保育・病後児保育があったら…
厚生労働省の乳幼児健康支援一時預かり事業として、病気の子どもを預かってもらえる施設があります。
施設には3つのタイプがあり、
・医療機関併設型
・保育園併設型
・単独型
とされていますが、医療機関併設型がもっとも多いようです。
しかし、実際に利用するにはハードルが高く、あまり定着していません。
市区町村によって対応が様々で、このような施設が一切ない地域の方が多いのが現状です。
病児保育・病後児保育を利用できれば、安心して仕事も育児も両立できるのですが、常に不安をもった状態で精神的にもかなり参ってしまいます。
こんなサービスにも地域差があるのが現状です。
働くパパ&ママや育児疲れのママのために色々なサービスを提供、もしくは紹介してくれる市区町村もあります。
病児・病後児を親の代わりに世話してくれるスタッフを派遣するNPOやボランティアを紹介してくれるなど、困った時に助けてくれる有難いサービスですが、やはり地域によって差があり、利用できる地域の方が少ないでしょう。
子どもが病気の時くらい付き添ってあげたい…
誰もがそう思っています。
でも、仕事をするということは、そんな甘いものではありません。
趣味で働いているならともかく、普通は働かなければいけない事情があってのことです。
休めたとしても収入が減ってしまうなどマイナス面もあるでしょう。
各市区町村の前向きな取り組みを期待したい問題ですね。