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男の子の病気「停留精巣」 専門医による手術を検討しましょう!

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通常は、母親のおなかにいる時(胎児のうち)に徐々に精巣が下降し、鼠径管を通り、陰嚢の中に下降します。


原因は不明ですが、この精巣の下降が途中で止まってしまった状態で生まれてくると停留精巣(停留睾丸ともいう)となります。

新生児にみられる病気ですが、決してめずらしい病気という訳ではありません。

■この病気を発見するには?

定期健診で見つかることが多いです。


触診により、陰嚢の中に精巣を触知しない場合に、停留精巣もしくは精巣無形性を疑います。

2つの病気を区別する必要があるため、超音波検査・MRI・腹腔鏡などの検査を用いて、精巣の有無を確認します。

■あれ?精巣に触れた?

普段は陰嚢が空っぽでもリラックスしている時や、入浴中に陰嚢内に精巣を触れることがあります。


このような場合は、移動性精巣であり、状況によって陰嚢内のあるべき位置に精巣が戻ることから、手術をする必要がないと判断されることもあります。

精巣無形性を否定した上で、どのような状況でも陰嚢が空っぽであれば、まず間違いなく停留精巣です。

■経過観察する時期

停留精巣の診断が確定しても、年齢(月齢)によっては経過をみる場合があります。


1歳を過ぎる頃までは、自然に精巣が下降する可能性が高いためです。

1歳を過ぎても陰嚢が空っぽであれば、手術する方向で考えていくことになるでしょう。


停留精巣をおなかの中で放置しておくと、将来的に悪性腫瘍になるリスクが高くなるだけではなく、精巣捻転をおこしやすくなるほか、不妊の原因になることもあります。

■手術について

泌尿器科・小児外科の医師のもとで手術の計画が立てられていくのが望ましいです。


手術の時期としては、1歳~1歳半頃までに行うのが理想です。

停留精巣で行われる手術は、精巣を陰嚢内に固定する精巣固定術というものです。


病院によって異なるため、一概には言えませんが…

手術時間は、一般的には1~2時間くらい。
入院期間は、1泊2日が多いでしょうか。


退院後、数回の外来受診で経過を観察していき、順調であれば通院終了となります。

個人的な意見ですが、手術をするなら早い方がいいと思います。


2歳を過ぎると子どもも色々なことが分かってきます。

『こわい』
という恐怖感が備わってきてからでは、かわいそうですよね。1歳前後で手術してしまった方が、子どものためにもいいと思います。

ちなみに我が家の息子は1歳2ヶ月で停留精巣の手術を受け、現在6歳になりましたが、手術のことは一切覚えていないです!


当たり前ですけどね(笑)