子供の為に虫歯の予防!フッ素を塗ろう!!
最近では、市区町村で行う幼児の歯科健診でも虫歯予防としてフッ素塗布が定着していますね。
フッ素は歯の質を変えてくれる作用があり、塗布することで虫歯菌から守ってくれます。
■フッ素塗布のタイミング!
歯が生え始めた頃に、最初のフッ素塗布を行うと良いとされています。
生えたての歯は、薬の吸収もよく、より効果的であるためです。
幼児の歯は柔らかく、歯の質も非常に弱いため虫歯になりやすいものです。
フッ素を塗布することで歯の質が強化され、虫歯菌である酸から歯を守ってくれる働きが期待できます。
また、永久歯が生え始める6歳頃に再度フッ素塗布を行うことで予防効果があります。
生えたばかりの永久歯も歯の質が弱いため、虫歯になりやすい状況にあるためです。
■フッ素の効果はどれくらい持続するの?
残念ながら1回の塗布で永遠にとはいきません。
口の中の状態によって効果の期間は人それぞれですが、一般的には半年に1回は口の中に塗布することが良いとされています。
■フッ素の働きとは?
・フッ素を塗布することで歯の表面にあるエナメル質を強化。
(酸に溶かされにくい歯に!)
・初期の虫歯であればフッ素を塗布することで修復可能!
(歯の再石灰化と言います。)
・虫歯菌である酸を出しにくい状態にします。
(溶けにくい歯、溶かす酸の減少のダブル効果が起こります!)
これらの働きにより、虫歯予防に有効とされています。
家庭ではフッ素配合の歯磨き粉を使用し、定期的に歯科受診をすることをオススメします!
通常は1年に2~3回受診し、歯の状態診断と同時にフッ素を塗布してもらうといいでしょう。
永久歯が生え揃う15歳頃までを受診の目安としてください。
フッ素だけに頼ることなく、食生活や生活習慣を整えることも虫歯予防には大切です。
通常、口の中は中性に保たれていますが、食べ物を摂取することで酸性に変わります。
食後40~50分で中性に戻るのが一般的ですが、常に飲食をしていると酸性の状態が長引きます。
酸は歯を溶かしてしまいますから悪循環ですよね。
口の中で酸が飛び回るのを防ぐためにも、食べる回数と時間を規則的にすることが必要です。
おやつもジュースなどより、糖分を含まないお茶にするなど少しずつ改善していきましょう!
男の子の病気「停留精巣」 専門医による手術を検討しましょう!
通常は、母親のおなかにいる時(胎児のうち)に徐々に精巣が下降し、鼠径管を通り、陰嚢の中に下降します。
原因は不明ですが、この精巣の下降が途中で止まってしまった状態で生まれてくると停留精巣(停留睾丸ともいう)となります。
新生児にみられる病気ですが、決してめずらしい病気という訳ではありません。
■この病気を発見するには?
定期健診で見つかることが多いです。
触診により、陰嚢の中に精巣を触知しない場合に、停留精巣もしくは精巣無形性を疑います。
2つの病気を区別する必要があるため、超音波検査・MRI・腹腔鏡などの検査を用いて、精巣の有無を確認します。
■あれ?精巣に触れた?
普段は陰嚢が空っぽでもリラックスしている時や、入浴中に陰嚢内に精巣を触れることがあります。
このような場合は、移動性精巣であり、状況によって陰嚢内のあるべき位置に精巣が戻ることから、手術をする必要がないと判断されることもあります。
精巣無形性を否定した上で、どのような状況でも陰嚢が空っぽであれば、まず間違いなく停留精巣です。
■経過観察する時期
停留精巣の診断が確定しても、年齢(月齢)によっては経過をみる場合があります。
1歳を過ぎる頃までは、自然に精巣が下降する可能性が高いためです。
1歳を過ぎても陰嚢が空っぽであれば、手術する方向で考えていくことになるでしょう。
停留精巣をおなかの中で放置しておくと、将来的に悪性腫瘍になるリスクが高くなるだけではなく、精巣捻転をおこしやすくなるほか、不妊の原因になることもあります。
■手術について
泌尿器科・小児外科の医師のもとで手術の計画が立てられていくのが望ましいです。
手術の時期としては、1歳~1歳半頃までに行うのが理想です。
停留精巣で行われる手術は、精巣を陰嚢内に固定する精巣固定術というものです。
病院によって異なるため、一概には言えませんが…
手術時間は、一般的には1~2時間くらい。
入院期間は、1泊2日が多いでしょうか。
退院後、数回の外来受診で経過を観察していき、順調であれば通院終了となります。
個人的な意見ですが、手術をするなら早い方がいいと思います。
2歳を過ぎると子どもも色々なことが分かってきます。
『こわい』
という恐怖感が備わってきてからでは、かわいそうですよね。1歳前後で手術してしまった方が、子どものためにもいいと思います。
ちなみに我が家の息子は1歳2ヶ月で停留精巣の手術を受け、現在6歳になりましたが、手術のことは一切覚えていないです!
当たり前ですけどね(笑)
子供が肥満になる食生活とは!肥満解消の3つの秘訣!
子どもの肥満に注意信号です!
食生活の乱れ、不規則な生活習慣、運動不足など肥満の原因となる要因は様々です。
どれも保護者である大人の努力で改善できますので、太り気味?と感じたら注意してあげましょう。
■肥満解消の3か条!
① 摂取カロリーを減らす
甘いお菓子やジュースなど摂りすぎていませんか?
食事の他にこれらを接種していれば当然ながらカロリーの摂り過ぎです。
理想的な1日の総摂取カロリーは年齢や性別によって異なります。
平均的な理想摂取カロリーは…
【3歳~5歳】1400kcal前後
【6歳~7歳】 1550kcal前後
【8歳~9歳】1900Kcal前後
【10歳~11歳】2200kcal前後
※あくまでも平均ですので、目安としてください。
1日3回の食事で総カロリーを上手に分けて、ゆっくり噛んで食べましょう!
早食いは肥満の元です。
また、胃にも負担となりますので注意してください。
② 適度な運動を行う
昔と比べ子どもの遊び方も変わってきました。
外で遊ぶよりも室内でゲームをしたり、DVDを観たり、パソコンを触ったり…
あまり体を動かさなくなってきたように思います。
その結果、運動不足となり肥満傾向となる場合もあります。
摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考え、できるだけ外遊びをして、体を動かしましょう!
③ 日常生活の改善を!
肥満傾向にある子どもの生活習慣は「太って当たり前」の日常生活にあります。
上記①②を心掛け、子どもらしく機敏な動きができるように③を目指して生活にメリハリをつけましょう!
■バランスの良い食事を与えましょう!
カロリーだけでなく、食事の内容にも配慮し、動物性脂肪を必要以上に摂り過ぎないメニューにします。
・動物性タンパク質
・植物性タンパク質
・鉄分
・食物繊維
・カルシウム
・ビタミン
以上の栄養素が含まれている食材を使うなど工夫し、バランスの良い食事を心掛けます。
主食・主菜・副菜・汁物・果物をバランスよく摂取できるのは、やっぱり和食がおすすめですね!
しかし、日々忙しい中でメニューを考えるのは容易じゃありません…。
できる限り赤・緑・黄色の食材を意識して与えるだけでも違います。
ハンバーガーや外食は月に1回程度の家族の楽しみにして、健康第一の食生活を送りましょう。